「せっかくマンションを購入するのであれば、自分たちにぴったりな部屋を作りたい」とリノベーションを決意されたお施主様。
限られた空間をより広く見せるため、部屋を区切る壁を作らず、リビングと寝室をガラス戸で仕切ることで寝室の窓からリビングにも日の光が入るよう設計しました。天井を躯体現しにすることで、天井高も確保しています。
将来売ったり貸したりすることも考え、あまり癖の強いインダストリアル系ではなく、素材感を活かしつつも普遍的なデザインに。
寝室のクロスを白、リビングダイニングの壁をモルタルのグレー、廊下や玄関のクロスをブルーにすることで、3つの空間を色でゾーニング。日の光が入る寝室から玄関に向かって、だんだんと落ち着いた空間になるよう配色しています。
3つの空間にはそれぞれデザインの異なる照明を設置し、色でゾーニングされた空間をより一層引き立てています。
BEFORE
閑静な住宅街に佇むヴィンテージマンションです。賃貸にお住まいだったお施主様は「家賃を支払うのが勿体ない」と思ったことをきっかけにお住まい探しをスタート。渋谷区や新宿区などの需要が落ちにくそうな都心5区を中心に、半年で15件ほど内見されました。立地の良さと、スケルトン状態から自分たちの希望の間取りにできることが物件購入の決め手になりました。