既存が真南に大開口を設けた三角形の住まいの外形の為、南面を活かしながらレイアウトを変更。間仕切り壁を無くし風が通り抜ける間取りへ。断熱性能が低く、ご要望の階段の吹抜け実現の為、1,2階合わせて断熱計画をし、耐震計画を見直した。地元埼玉産の西川杉や埼玉県の古新聞紙で製造するセルロースファイバーなど地産地消の素材を多用し、手掛けになる三角室内窓など、実用性を兼ねたデザインも随所に取り入れ、単身赴任が長かったご主人と支えてこられた奥様へ、セカンドライフが快適にこの地に根づくよう設計した。
省エネ性能 UA値:施工前 UA値 1.18w/㎡・K(Q値 3.595w/㎡・K)→施工後 UA値 0.63w/㎡・K(Q値 2.136w/㎡・K)
断熱仕様:屋根・天井 セルロースファイバー充填断熱(2F)200mm(1F下屋)160mm
外壁 セルロースファイバー充填断熱(1F)105mm
床 セルロースファイバー充填断熱 135mm
窓・ドア 窓(LOW-E複層)、インナーサッシ(LOW-E複層)、玄関ドア(D2仕様)
耐震性能:施工前 上部構造評点 0.28 →施工後 上部構造評点 1.05
BEFORE
ご主人様が定年を迎え、単身赴任先から戻られるのを機にリノベーションをご決意。風が抜けるような空間と、特に辛かった冬の寒さ対策をご希望。お子様が巣立ち、ご夫婦二人暮らしとなる中で、お互いの過ごしやすさやお家を守ってきてくれた、奥様へのプレゼントとしてのリノベーション。