壁はリビング側を白の漆喰、寝室側をグレーの壁紙にするなど、異なる素材の壁や格子を用いて窓からの光を遮らずに空間を分けました。
「新しくて綺麗というよりも、住んでいる自分の生活の跡が残って、それが味になるような家具や床がいい」という思いから、リビングの壁面に造作したリビングボードには木の味わいが楽しめるようオイル塗装を施しました。床もオイル塗装の無垢材で、人が住んだり陽が当たったりすることで色が経年変化するような素材を選んでいます。
洗面エリアは、ホテルのような洗練されて落ち着ける空間をイメージしました。帰宅時に手を洗ったり、鏡を前にして化粧水をつけたり…日常のふとしたタイミングで気分が上がります。
「このお家で過ごす、日々の何気ない暮らしがこれからも楽しみです。季節の移ろいや陽の傾きの違いを家の中で楽しめるのはいいですね」とお施主様。太陽の光がお部屋全体に降り注ぎ、とてもゆったりとした幸せな時間が流れるお部屋となりました。