「リビングはコンパクトでいい」「自然にヒトが集まる空間を」「土間を広く」「在宅ワーク、SNS配信ができるようなプライベートルームを」…時代に合わせた様々なコンセプトを取り入れながら「自然の明かりで暮らす、外の空気を身近に感じられる、好きなことをお家で十分楽しむ」昔から変わることのないものは手放さず、暮らしていて気持ちがいい空間を追求した。
食事の時間だけでなく準備や料理中、後片付けまで考えると、自然とキッチンに立つ時間は長くなる。開放的な空間を独占したり皆で過ごしたり、とっておきの時間と思い出で満たされる暮らしは、ゆっくり心を温め、豊かなひとときを繋いでいく。
BEFORE
北側の、少し薄暗いところにダイニングキッチンが配置されていた。
料理をする人が、孤立している風景が容易に想像できる間取り。
建築条件から、増築されていた部分は減築し、元の形に近付ける。
延床面積は減らしたがそれを感じさせないような開放的な空間に生まれ変わらせる。