一面採光への解答≪DOMAと隠れ家風の住まい≫

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2022-08-22   R mark

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掲載日:2022-08-22  /   R mark

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renovation image

「この奥の部屋をどうにかしたい」この物件の現地調査の第一印象である。光が入らない奥の納戸を快適な空間へ生まれ変わらせることができるのかが担当者の大きな課題であった。本物件は専用庭から「引き違い戸」でアクセスするといったマンションではかなり稀なケースであったため、それもデザイン要素の一つとして取り込み、弊社で展開しているDOMAシリーズの進化系として、“専用庭~DOMA~納戸”を空間として一体化させる案を検討した。間取りは、大きな専用庭に面した採光たっぷりのDOMAとオープンキッチンを中心とした開放感溢れるLDをパブリックゾーンとし、最奥の光が入らない納戸は通風面にも考慮して、建具にルーバーの開閉機構をもたせ、LDと一体空間として開放することも、プライベートな空間として閉鎖することもできる部屋として設えた。二室一室採光にて「洋室」となった部屋には、壁一面に濃色のクロス壁と間接照明を施し、窓がないマイナス印象から逆転の発想で趣のある寝室として生まれ変わらせた。また玄関のすぐ脇には手洗いカウンターを設置しニューノーマル・ウィズコロナに対応。中目黒の喧騒から路地を入った現地は傾斜地であるため近隣からの視線が遮られる。40年余りこの地に根付く専用庭の木々を抜けて心地よい風を感じるDOMAは、陽射しと風を感じながら友人とお茶を飲んだりと隠れ家風の住まいのサードプレイスとしても生まれ変わった。

BEFORE


before image

傾斜地の1階住戸で一面採光しかとれない、奥行きのある間取である。タタミ部屋の小割の2DK+S(納戸)であり、襖開放で何とか空気は流れているが、なぜか奥の納戸だけカーペット敷きの独立部屋となっており、よどんだ空気感が、気持ち的にも健康面においても思わず心配になってしまうものであった。またDKや水まわり、昔ながらの構成で現在のニーズには遠く及ばない印象。さらに専用庭からアクセスする玄関ドアはマンションでは珍しい「引き違い戸」形状であり、そちらはアルミの腐食・建付け不良と状態が悪く、早急に改善が必要と思われた。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円未満
    • 間取り
    • 1LDK+土間
    • 費用
    • 905万円(税込)
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1981年4月
    • 構造
    • RC造
    • リノベーション面積
    • 60.50
    • 施工期間
    • 2ヶ月
    • 備考