初めは建て替えを考えていた施主様。しかし古民家ならではの趣のある柱や梁の感じが気に入っており、それを残したく、建て替えではなく躯体を活かしたリノベーションをすることに。
施工は骨組みを残しての解体から始まりました。解体後は躯体を一度ジャッキで上げ、石基礎を鉄筋とコンクリートで補強したのちに躯体を下ろしてフルスケルトンリノベーションを行い、美しく丈夫な2世帯住宅に生まれ変わりました。
1階は水廻りを主に位置変更して親世帯の生活スペースに、小屋裏収納だった2階は子世帯の生活スペースになりました。
家全体の窓にはインナーサッシを設置し、厳しい新潟の冬の寒さを軽減しました。
様々な所に手すりを設置したり、浴室の段差解消、大きなボタンと音声ガイド付きの簡単なIHコンロ設置など、ご両親もより安全に家の中で過ごすことができるようになったバリアフリー改修も大きなポイントです。
BEFORE
農家の方が住まわれている、築約100年の古民家。老朽化がかなり進み、水廻りの使い勝手もかなり悪い状態でした。
2階は居住スペースとして使っておらず、小屋裏収納・物置でした。