風水を取り入れたリノベーション。将来像に合わせた時間軸に対応できるよう、大きなワンルームのようなプランニングを施した。
気の入口である玄関は風水上、明るく間口は広いのが理想。構造上の制約はあったが、狭い間口は玄関ホールを土間に変更し、突き当たりの壁をガラスにすることで自然光に誘われる導線を叶える間取りへ。扉は最小限とし、こもる、集う、眺める、風を感じるといった、様々な「趣」を散りばめている。一続きの空間は、この部屋の持ち味である大きなバルコニーと相俟って、内外を結ぶ広がり、使い方へと波及し、5階でありながら、接地であるかのような住空間へと導くことができた。
風水リノベのポイントは、有形(間取り)と無形(時間や方位)の二つのバランス。家族全員の吉凶方位を鑑定した上で寝室や書斎などの設計(有形)。それから日取りを選ぶこと(無形)。節目の日取りは今後の運気を左右するものであり、契約、着工、引越日など目的に相応しい日を選ぶ。「拠点が変わる」引越は土地からのエネルギーが変わる為、今後の運気に良かれ悪かれ影響していくのです。
緑や青がこの家の風水カラーだったので、ピスタチオグリーンをポイントに。
自然に運気が上がり運の強い人に変化させていける風水リノべをもっと身近に。
BEFORE
持ち家戸建てから昭和49年竣工の昭和の香り漂うマンションへ住み替え。
2人の中高生女子たちの成長と共に生活パターンの変化、戸建住まいを経験してわかった本当に必要な部屋数と10年後を想定した間取りにするため、今までより半分の広さのところでコンパクトに生活するというライフスタイルに転換。
これまで生活してきた習慣や家族のルールを振り返り、習慣化しなくなったコトからモノを減らすという引き算で「狭さ」が今の暮らし方のフレームにマッチして最高な居心地である空間を住処に。