2種類の外部空間(パッシブバルコニー/アクティブバルコニー)と、3種の内部空間(公・私・水回りサポート空間)とでできた住まい。
穏やかで安定した光が入る北側の『アクティブ』ルーフバルコニーと、生活のサポートの場として位置付けした西側の『パッシブ』サービスバルコニー。
ファミリースペースと、プライベートスペースを、回遊できる収納+トイレ、洗面パントリーで距離感を調整した住空間。それぞれに余白と建具を予め設けることで毎年の季節(周期)や、家族の成長(時間軸)、社会状況(Before,With,Afterコロナ)によって、
居場所や位置付けを家族のルール設定により変化させることができる『居場所を選びすみこなしていく住空間』としています。
東西窓にはブラインドを設け、日差しや視線をコントロールし、北側窓にはドレープシェードを設け、日差しや視線のをコントロールをするとともに閉めたままでもアクティブバルコニーにアクセスできるようにしています。
現在は、洋室を寝室+ワークスペースとして活用していて(将来的には洋室2室に隔てることができるよう扉を2枚設置)
LDKも南西側、北東側を個室化することが可能なように余白を設計しています。
素材:コンクリート・SUS・木に、色:白を基調として一体感をもたらしています。
どんなふうに様変わりしていくのか、毎年毎シーズン楽しみな住まいです。
BEFORE
築35年のRC造。リフォームがくりかえされたマンション1室(北西角部屋)からのリノベーション。