ご家族や新しく迎えた愛犬も住みやすく、インダストリアルな空間を目指しフルスケルトンリノベーション。
90㎡の半分がLDKのゆとりある空間の床は、荒々しさのあるプリミティブオークの無垢フローリング。ラフな雰囲気にも一役買っており、愛犬にとっても滑りにくく、傷が入っても味になるものを選定。キッチンとダイニングはステンレス天板と厚みのあるサーモウッド材を使用し、床のレベルを変えることで、フラットで一体となったキッチン・テーブルに。コロナが落ち着いたら、ご友人を集めてホームパーティーをしたいそうです。
TV壁面の鉄板貼りや、ロフトのアイアンパーテーション・ゲージのアイアン扉などオーダーサイズで造作し、空間を締めるアクセントに。ロフトの下は愛犬のおうち。天井や一部壁面はコンクリート躯体を現しにし、無機質な素材も混ぜつつ、木の温かみがある素材のバランスを取り、経年変化や傷も味わいに変わる空間にしました。
グレー・黒・木の組み合わせをベースに、玄関土間や洗面室・トイレなどは配色の割合を変えています。足場板を玄関床に採用し木の風合いが増した玄関土間や、黒のタイル・天井クロスを取り入れ、収納もアイアンとエキスパンドメタルを組み合わせたオリジナルの扉を造り、とことん格好よく作った洗面室。洗面台はモールテックスと病院用シンクを組み合わせて造作しました。
変化も楽しみつつ、かっこいい暮らしに。
BEFORE
築16年のマンション。分譲のよくある内装に細切れに分かれた4LDK。角部屋で十分に採光も取れ、深さのある二重床、廊下のMB内にPSが集約、スラブ高さも充分にある、まさにリノベーションでプランするのに好条件のマンションでした。
いまの家族構成には多すぎる部屋や、新しく迎えた愛犬にも住みやすく快適になるように、そして、何よりもかっこよく変えたい。人を招き集まれる暮らしを目指してリノベーションに取り組みました。