「存在感のあるモノたち」をお持ちのSさん。
まず、驚いたのがリビング横の寝室。
飴色の木でフレーミングされた開口部のカタチは六角形、奥には、紫の天井にゴールドの壁。
彫刻があしらわれた木のベッド、寅のペンダントライト、古道具店で購入した建具、大仏のお面。
そして、風になびく透け感のあるカーテンでどこかアジアのリゾート地を思わせます。
しかも、割とノーマルなリビングの隣でしっくり馴染んでいるから不思議。
そして、おばあちゃんから受け継いだ熊の置物やこけし、「捨てるなら下さい」ともらい受けた音楽室のモーツアルトの絵画やおばあちゃんが持っていた陶器のロウソク立て。
キレイなキッチンはそのまま再利用、洗面室は剥き出しの壁をそのままに。荒い感じもまた一興。
洗面所のカーキ色の棚もやはりですが、“おじいちゃんがひろってきたモノ”です。
BEFORE
いつのまにかモノが増えていってしまう収集家のSさん。
昨今の断捨離もいいけれど、モノを使い続けるためのリノベーションも、素敵です。
愛着のあるモノたちに合わせて、やりすぎない、シンプルだけどメリハリのあるリノベ空間を目指します。