ミニマム、ここに極まる。

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2021-09-21   R mark

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2021-09-21  /   R mark

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GOOD TIME is [一緒に過ごすひとり時間].
部屋に足を踏み入れた瞬間に感じる開放感。
その理由は、ここが一切の余計なものを削ぎ落とした空間であるからだということが一目でわかる。最小限に絞られた色数。扉と言えるものは手洗いとユニットバスに設えられた2枚のみという、70㎡の住宅としては脅威の少なさだ。部屋を仕切る壁も、目線より上の部分は不要であると判断。天井との間に70センチの余白を残した独立壁にすることで、白く塗装した躯体現しの天井が空間を繋ぎ、まるでワンルームのような体感だ。
独立壁に囲まれた小上がりは寝室スペースであり、この家唯一の「個室」と定義された空間である。2畳というミニマムさを可能にしているのは、随所に設けた抜け感だ。70センチの余白もさることながら、向かって奥の壁に設けたニッチが絶妙に効いている。まるで壁の内部が発光しているかのような間接照明が低い位置から空間を灯し、実際以上の広がりを演出しているのである。

広々としたリビングにマットを広げ、ヨガに没頭する妻。小上がりで本を片手にゴロンと転がり、物語の世界に浸る夫。壁1枚を隔てて繋がるその空間で、互いの存在を感じながらもそれぞれのひとり時間には干渉しない。まるでワンルームのような解放された空間でありながら家族のプライベートをしっかりと尊重する、現代の価値観を反映した新しい住まいの形が完成した。

BEFORE


before image

結婚を機に、広い住まいへの移住を検討し始めたO夫婦。
2人が休日によく訪れるというエリアに的を絞って物件探しをスタートした。
やるからには妥協したくない、と長期戦も覚悟で臨んだ物件探しの中で、この物件に決めた理由は“一目惚れ”という言葉がふさわしい。
一般的なマンションと比べ天井が高く、自分たちが理想とする開放的な空間になることがイメージできたと話す。
もともと各個室に割り振られていた東面の窓を全てLDKに内包したことで、その直観通りの風と光が通り抜ける、心地よい空間に生まれ変わった。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 1LDK+WIC
    • 費用
    • 1650万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 2003年7月
    • 構造
    • リノベーション面積
    • 70.07
    • 施工期間
    • 3ヶ月
    • 備考