共用施設をまちに開き、スキルや経験をGive & Share

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2021-09-21   R mark

マンション  /   エリア:東京都

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 一棟リノベーションマンションの企画に当たり、暮らしが多様化して個が活きる時代となっている今、集合住宅に暮らす人の知識や経験、得意なことなどがゆるやかに分かち合えることが集合住宅に住む魅力や価値につながると考え、「Give & Share」というコンセプトを立てた。共用施設を中心に住まう人、地域の人が交わり、Give & Shareが連鎖する仕掛けとして地域プレーヤーに共用施設を貸出す企画を行い、入居者が楽しめるお店や講座を展開しながら、影響を受けた入居者から活動やチャレンジが生まれる連鎖を構想した。
 ハード面では既存建物を活かして共用施設を多数新設し(集会室⇒シェア型店舗、トランクルーム⇒集会室・スタジオ、管理人室⇒エントランスラウンジ、屋上テラス・建物前面パーゴラ新設など)、開かれた場とセキュリティが両立する空間デザインを行った。地域プレーヤーがマンションに収入をもたらし、販売終了後も共用施設の活用が継続・拡大していく仕組みをデザインした。その結果、地域プレーヤーが営業する日替わり飲食店やチャレンジショップの営業、講座やマルシェの開催が日常的に行われ、入居者が講座を開くなど、Give & Shareの連鎖が広がっている。人生100年時代と言われる今、住まいに自身の興味・関心・挑戦を深める3rdプレイスがあることが暮らしの質を高めることも期待している。

BEFORE


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 東京都北区、JR埼京線「北赤羽」駅徒歩3分に立地する、元企業社宅。集会室やトランクルームなどの共用部分がふんだんにあり、一棟まるごとリノベーションマンションに再生するに当たり、魅力的な共用施設を多数つくれると感じた。
 マンション共用施設は企画時に期待していたほど使われていない場合も多く、もったいないと感じていた部分もある中で、当社の過去事例にて入居者やその知り合いが共用施設で教室や講座を始め、そこに入居者や地域住民が集う使い方もされており、計画地周辺に商業施設が少なく、日常生活を楽しめる場所が少ないことも受け、最初からマンションの共用施設の一部の時間帯を貸し出して、入居者や地域住民が楽しめる仕組みを考えた。
地域のパートナーに参画してもらうことで、継続する仕組みとし、マンション販売事業が終了しても、共用施設の利活用が続き、活動が拡大していくことを構想した。

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 3LDKなど
    • 費用
    • プライスレス
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他 / 屋外 / その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1992年3月
    • 構造
    • 鉄骨鉄筋コンクリート造
    • リノベーション面積
    • 999.99
    • 施工期間
    • 16ヵ月
    • 備考
    • ◆所在地:東京都北区浮間 ◆交通:JR埼京線「北赤羽」駅徒歩3分 ◆総戸数:147戸 ◆敷地面積:6,456.64㎡ ◆延床面積:12,688.04㎡ ◆事業主:株式会社リビタ ◆設計・監理:株式会社UG都市建築、株式会社ツバメアーキテクツ、株式会社アラキ+ササキアーキテクツ ◆共用部分改修施工会社:株式会社コスモスモア ◆専有部分改修施工会社:株式会社コスモスモア、株式会社 SHUKEN Re、株式会社翔洋 ◆プレスリリースURL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000144.000008644.html

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