変わった間取、困った躯体

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2021-09-20

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2021-09-20

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renovation image

癖のあるお部屋でしたが、再販物件である以上、どんなお客様がお住まいになられても生活しやすい環境を作る必要があります。
共有部分でのデメリットも抱えていたので、ただ「良い間取」にするだけではダメだと感じていました。デメリットが気にならなく思ってもらえるためには、デザイン性も強く兼ね備える必要があると考え、「再販物件だけどエンド案件っぽい」をテーマとして、使用を決めていくことしました。
最大の課題であった躯体壁に囲われた在来浴室は、トレンドのリモートワークスペースとすることに。ヘリンボーン柄のクロスを施工することでデザイン性も持たせました。
今度はリモートワークスペースまでの通路が必要になってしまいましたが、可動棚と姿見鏡を設置することで、収納兼身だしなみスペースとして活かすことに。
広々とした廊下も最低限に絞ることで、2つの洋室をどちらも5帖以上取ることが出来ました。
4枚の掃き出し窓による解放感が魅力なLDKは、キッチンを対面式に変更、吊戸無しとすることで、景色を楽しみながら料理ができる、個人的に一押しのスペースになりました。
その他、トイレの照明に意匠性のあるブラケットライトを使用、キッチンの腰壁にアクセントクロスを施工したりと、デザイン性にも拘りました。
「ちょっと不便だけど、人を招いて自慢したくなる。」そんな空間が作れたと感じています。

BEFORE


before image

築30年を超える1LDKの角部屋。斜めの壁が特徴的です。62㎡もありながら1LDKの間取りに納戸、洗面室やキッチン、廊下も広く、ゆったりと空間を使った印象のお部屋でした。
再販を行うに辺り、平米数から鑑みて2LDKへの変更は必須であると考えました。また、在来浴室は解体してユニットバスを設置する予定でしたが、解体後に壁が全て躯体であったことが判明。
そのまま在来浴室として作り直す程広くないので、洋室に変更するのも難しい...。部屋の中で中途半端に区切られてしまったこのスペースを如何に活かすかが当物件の課題でした。
その他にも、四階建て最上階でありながらエレベーターが無いというデメリットも。「ちょっと不便だけど、間取りと内装が良いから購入を検討してみようかな...」そう思ってもらえる様、デザイン性にも拘る様心掛けました。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円未満
    • 間取り
    • 2LDK+書斎
    • 費用
    • 550万円(税込)
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1989年3月
    • 構造
    • 鉄筋コンクリート造
    • リノベーション面積
    • 62.61
    • 施工期間
    • 58日
    • 備考