新型コロナウイルスが猛威を奮うこの世の中で、家という安心空間をどう守り抜くのか。今の時代に求められている家の安心とは何なのか。そして今、真っ先に安心を届けるべき人は誰なのか。仙台市の中心部、医療機関が集結するこのエリアには新型コロナウイルスの患者を日々受け入れている大規模病院が、徒歩圏内に位置する。
私たちが目を向けたのは、この地域に多く暮らしている医療従事者の方々。
緊迫する職場から帰宅した後、せめて家だけは安心してくつろいでほしい。医療従事者の方の絶対的な安心空間をつくりたい。
取り入れたのは、洗面・キッチン・トイレの水栓の完全タッチレス化。玄関・廊下の照明は人感センサーを設置。フローリングには、抗ウイルス・抗菌効果が期待できるエアーウォッシュフローリングを採用。ウイルスを家の中に持ち込まないことに徹底的にこだわった。その上で、90㎡を超える専有面積に開放的なLDKと贅沢な収納スペースで居心地のいい空間を実現。在宅ワークにも対応できるように2LDK⇒3LDKに変更。家にいる時間だけは、家族でのびのびと一息つける時間を過ごしてほしい。そんな想いをこめた。
最前線の現場に立つ医療従事者の方々に、家という安心空間が守られていることを願ってやまない。
今日も部屋の外で、救急車の音が鳴り響いている。
BEFORE
以前は社宅として法人所有していた物件を購入。状態は良かったが和室の使い勝手が悪く、90㎡超の面積で2LDKと贅沢な間取りを在宅ワーク用のサービスルームを設け、和室をフルフラットな洋室に替えた