「色」で余白をデザインする

マンション  /   エリア:埼玉県  /   掲載日:2021-09-15   R mark

マンション  /   エリア:埼玉県

掲載日:2021-09-15  /   R mark

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空へと続きそうなほど広い空間があれば、束縛しないおおらかな間取りで暮らせたら、自宅で過ごす長い時間がもっと自由になるのではないか。仕事に子育てと一日の大半を自宅で過ごす施主様が求めたのは、多用途に対応した複雑な住まいではなく、潔いほどシンプルで「余白」が美しくデザインされた住まいでした。

住まいづくりの中で、最も時間を費やしたのは、余白をデザインするための「色選び」。
淡いグレータイルを32畳の床に敷き詰め、広さに連続性を。最上階かつ外断熱の天井は一般的な躯体現しではなく、あえてモルタルでならし、光と溶け合う洗練された色合いに。壁は、家具と風にそよぐ緑が生き生きと映えるスモークブルーの塗装壁に。
キッチンの腰壁は施主様自身が表情を確かめながら丁寧に塗り上げました。

高額な素材ではなく「色」で豊かさを表現し、断熱や窓などの性能面には惜しみなく金額をかける。デザインと快適性どちらも捨てないことで、間延びしない、表情のある雰囲気と心地よい空間を予算内で叶えました。

愛しい家具に腰掛けてただ外を眺めたり、お互いの気配を背中越しに感じたり、ときには友人を招く喜びを味わったり…仕事や子育てに追われる日もあります。シンプルな広さと美しい余白が、住まいで過ごす様々なシーンを受け入れてくれて、当たり前の幸せと、心に豊かさをもたらしてくれるそうです。

BEFORE


before image

築40年の中古マンション。美しい眺望と贅沢な3面の窓を有していたが、物件本来の魅力は壁で閉ざされ、北側の壁にはカビが生え劣化が著しかった。施主様の求める暮らしを実現するためには、物件の持つ特性を最大限に活かし、32畳という大胆なまでに広いLDKを伸びやかに表現すること。そのカギを握るのが「色」と「断熱」だった。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 1LDK
    • 費用
    • 1260万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1980年3月
    • 構造
    • ラーメン構造
    • リノベーション面積
    • 83.17
    • 施工期間
    • 3ヵ月
    • 備考
    • 【不動産仲介・設計・施工】ゼロリノベ(株式会社groove agent)

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