築15年のマンションを中古で購入し、新しく生活するためにリノベーションを決意。壁や天井はグレー、床はダークブラウンでまとめたシックな空間に。壁はクロスと珪藻土、キッチンの腰壁はデザインコンクリートと異素材の組み合わせを施し、同じ色でも違う見え方を楽しめる。使う予定のない和室は撤去し、オープンな仕事スペースと一部はウォークインクローゼットにした。テレワークが増え、仕事スペースで過ごす時間が増えたため、この空間の価値がすごく高まったという。また、同じスペースにトレーニング器具を置き、健康増進「おうち時間」に兼用している。家で過ごす時間を快適にするために床は30mmの赤松の無垢材、壁は珪藻土を採用し、ヒトにも犬にも優しい空間となった。空間は必要以上に明るくせず、落ち着けるよう照明計画をした。コロナ禍に伴う生活スタイルに寄り添ったリノベーションとなった。
BEFORE
マンション特有の窮屈さを無くし、ご夫婦+犬1匹で快適に過ごせる空間を希望。もともとの間取りは気に入っていたH様。大きく間取りは変えず、和室を無くし、大きなLDKにした。