暮らしの"エクステンションルーム"『里守ひろば』

マンション  /   エリア:福島県  /   掲載日:2021-09-10

マンション  /   エリア:福島県

掲載日:2021-09-10

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コロナ禍を経験することによって、私たちは自らの生活環境とは「完結し閉ざされたもの」であるべきではなく、生活のための多様な機能をコミュニティーと共有し、あるいは街に分散し持つことが重要であることに気づかされました。

既存賃貸共同住宅に新たに設置された共用スペース「里守ひろば」は、
暮らしの中の仕事環境、こどもたちの遊び場、おしゃべりの空間、自己表現のための場、等々様々な生活環境の拡張要素「エクステンション」を担う共用スペースです。
開設以降、日常的な利用はもちろん、入居者さんの企画による、お茶会やピザ教室、バルーンアート教室が開催されるなど活発に利用されており、課題だった空室率も、着実に問い合わせ、申し込みを増やしています。

専用部の共用部化という改修にあたり、壁式構造で新な開口部をもうけられないという制限の中で、既存の開口部を更新。
外部から中が良く見え、気兼ねなく入って貰えるようにデザインしました。
また入居者が日常的に使う郵便ポストの位置を「里守ひろば」の中に変更する事で、
毎日、自然と中の様子を覗くきっかけを作っています。

BEFORE


before image

福島県郡山市にある築24年、RC造地上5階建ての集合住宅「レジデンス名倉」は、
築年数相応の経年による劣化が見られ、家賃の下落、空室率が高くなっていました。

改修に関して、空室の専用部を個別に順次改修していくのではなく、
入居者の満足度向上≒共用部の「日常的価値」向上を目指し、
共用部であるエントランスホール、外構の改修と共に専用部の一室を、
入居者、地域住民の方達が日常的に利用できる共用部
「暮らしのエクステンションルーム」に改修を行うことにしました。

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • コモンルーム
    • 費用
    • 1098万円(税込)
    • 形態
  • 費用に含まれるもの
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1996年3月
    • 構造
    • RC
    • リノベーション面積
    • 55.29
    • 施工期間
    • 3
    • 備考
    • 1階1住戸部分及びエントランスホール