建築リノベーション ~リノベーションの原点回帰と未来~

戸建  /   エリア:兵庫県  /   掲載日:2021-07-28   R mark

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掲載日:2021-07-28  /   R mark

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オイルショックでリフォーム需要が発生して50年。バブル崩壊によりスクラップ&ビルドで消費する社会から、限りある資源に目を向け、活用する社会へと方向転換されてきた。既存のものに付加価値を付け加えてつくり変えるリノベーションという言葉が誕生して25年ほど経った今、リノベーションの市場規模は踊り場にさしかかっている。
ここから飛躍するには、新しい打ち手が必要である。
それが「建築リノベーション」である。
災害や自然環境に応じて新たな法令が設けられ、その遵守が必須とされる新築に対し、既存の建物に手を加えるリノベーションは法令遵守に対しての基準が曖昧にされている。家が最も保証すべき安全性に不安が残る以上、新築と対等に住宅市場を競争することは困難である。そのため、現在の法令で定められている住宅性能にまで引き上げた上で、既存の意匠や長い年月をかけて醸し出された部材の味わいを活かしつつ、その場所・環境の特性や現在のライフスタイルに合った家づくりこそが、これからのサスティナブルな社会に求められる「建築リノベーション」と言えるのではないだろうか。
これからのリノベーションの未来を考え、これらの要素を織り込んだリノベーション物件を完成させた。

BEFORE


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駅から徒歩20分ほぼ坂道、駐車スペースのない築57年の木造平屋。決して便利とは言えなかった立地が、コロナによるリモートワークの急速な普及と、外出自粛によりおうち時間が見直されたことで、「自然豊かで静かな周辺環境」「アウトドアが楽しめる広い庭」「解放感を感じられる平屋」を兼ね備えた、職住一体となりつつある現代のライフスタイルに適した舞台となった。
廊下から各居室が配置された間取りから、絶景を臨むLDKを中心とした間取りに変更。LDKからは庭に設けたステージに直接アクセスすることができ、いつでもプライベートなアウトドア空間を楽しむことができる。また、元客間だった天井裏から現れた立派な梁を活かし、リビングは躯体現しにしている。
今回、旧耐震の木造戸建てを新築と同等の耐震等級を満たすための明確な基準を設定し、売買瑕疵保険に加入済。その耐震性・安全性が第三者機関の検査によって担保されている。

Before

After

    • 部門
    • 1000万円以上
    • 間取り
    • 3LDK+駐車場
    • 費用
    • 2150万円(税込)
    • 形態
    • 再販モデル
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他 / 屋外 / 耐震補強 / 断熱改修 / その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1963年10月
    • 構造
    • 木造
    • リノベーション面積
    • 100.40
    • 施工期間
    • 5か月
    • 備考
    • 外構費は施工費用に含まず

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