ここ数年「家族が集まりテレビを観る」だけでは無くなっているリビング。
リモートワーク、ヨガ、ホームパーティなどライフスタイルに合わせて多様化するリビングを、家族各々が自分の時間を過ごすフリースペースと定義し、プロジェクターから映画がゆるく流れているようなような自由な暮らしを提案した。
再販モデルのターゲットは都心で働く夫婦。
生活感のある落ち着きではなく、都市的な要素を持つ落ち着いた空間とするため、グレーを基調とした22種のクロスで装飾した。和室を洋室に。将来間仕切れる子供部屋。再販モデルとして間取りはベーシックに。室内窓やマグネットボートなど機能を持つ建材をみせることで、見学者に新しい体験とリノベーションのきっかけを感じてもらった。
BEFORE
LDKは壁の無い間取りであるが故、キッチンの生活感がむき出しとなり閉鎖間を生む。LDKに隣接する和室は個室として使うにも、リビングと一体で使うにも閉鎖的で暗い印象。プロジェクトでは、生活感を壁で遮り、光と視線を室内窓で伸ばした。