施主様とのお付き合いは物件探しから。
いろいろな物件を見て回ったが、ふと、ご実家にある離れと倉庫を一つにして住宅に出来ないかという話に。
高齢化社会が進む中、親との距離感を大切にしたいという思いが強くなったとのことだった。
人が快適に住まうことが出来るよう、住宅診断で修繕箇所のボリュームを把握した後に鉄骨造の倉庫、木造のはなれとそれぞれに断熱・耐震工事を施した。
離れていた2つの建物は廊下で繋げ、まるではじめからそうであったかのような間取りを目指した。

二世帯住宅となるとハードルが高く感じる人も多いが、はなれというスープが冷めない距離というのは互いに少しの気遣いで生活が出来る、ちょうどいい距離ではないだろうか。