働き方改革関連法が2018年6月29日に可決・成立し、2019年4月から施行されることとなった。本物件の施主様は働き方改革の一端としてリモートワークを推奨されたという。都市部では働き方改革前よりリモートワークやフレックスタイムなど柔軟な働き方を推奨している企業は少なくないが、地方ではこれからというところである。
まずは断熱工事を行い、断熱性能をアップ。住居としてのベースアップをおこなった上でリノベーションへと進んだ。
仕事をする場として提案した場所はリビングの横。書斎として隔離した部屋を設けなかったのは既存の建物のサイズもあるが、「仕事をする場所=閉鎖された場所」という図式をなぞりたくなかったからだ。
リビングとワークデスクの間にも天井までの壁は立てず、あくまでも空間はゆるやかに繋がるようにし、床を一段下げて土間仕上げにすることで「仕事場」へのアプローチとした。
BEFORE
二間続きの和室とDKが横に並ぶレイアウトの住宅。