タイド——潮の満ち引き、心身ほどく場所

その他  /   エリア:神奈川県  /   掲載日:2026-08-21

その他  /   エリア:神奈川県

掲載日:2026-08-21

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本件は神奈川県湯河原、相模湾を望む高台に佇む洋風リゾートホテルのリノベーションプロジェクトである。建物はバブル後期にかけて建築され、地中海を想わせる豪華な佇まいだった。しかし近年のリゾートホテルに対するニーズの変化と、“近場のリゾート”への需要の高まりを受け、リブランドに踏み切った。事業主が目指す地方創生と、自然・食・文化を再編集するというビジョンを受け誕生したのが、「タイド——潮の満ち引き」を建築コンセプトとする『HOTEL SWAY yugawara』である。自然が奏でる揺らめきを「SWAY」という言葉で表現した。目指すのは、無理に観光を詰め込む旅ではなく、ホテルの中とその周辺で、心身の境界線を溶かし、静かに調律する滞在。リノベーションによってパブリック空間をシームレスにつなぎ、回遊性を高めることで波打ち際のように揺らぎのある居場所を設けた。華美な装飾は落とし、質感を重視しながらもシンプルに。客室は水平線を想わせるフラットな色彩と素材で、重心を静かに下ろす時間を設計した。観光庁は第5次観光立国推進基本計画の柱として、「インバウンドの戦略的な誘客と住民生活の質の確保との両立」を掲げた。地域資源を活用しつつ、ホテルを中心に穏やかな時間を過ごすローカルコンフォートな滞在を提供する本事例は、「住んでよし、訪れてよし」の観光地域づくりを実現する存在だ。

BEFORE


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都心からわずか90分、圧倒的な海辺のロケーションをもつ『ラ クラッセ ドゥ シェネガ』は、長年多くのお客様に親しまれてきた。絢爛なフロント、オーシャンビューの客室、プールサイドは海外のリゾート地を彷彿させた。宿泊施設として高いポテンシャルがあったが、旅行ニーズの変化の煽りを受け、コンセプトの再構築、施設の大幅な更新を前提に株式会社エヴァーブルースカイが施設運営を継承した。本事業では受け継がれてきた良さを生かし、目前の豊かさについて問い、そして磨き直すことから始めた。バルコニーから五感へ届く、海、太陽、風、月、波音が奏でる揺らめき。多数の要望を受け新設した、愛犬と泊まれる8つの客室。湯河原エリアならではの食材や、季節の味覚を取り入れた食体験の提供及びホテルパティシエによるスイーツ開発と販売。その地域にある資源を活用し、さらに周辺事業者との連携を図ることで、持続的な地域の活性化を模索している。

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 一棟まるごと
    • 費用
    • プライスレス
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他 / 屋外 / その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)
  • 什器・備品(照明器具等)

物件情報


    • 築年月
    • 1991年11月
    • 構造
    • RC造
    • リノベーション面積
    • 2,813.00
    • 施工期間
    • 6ヶ月
    • 備考
    • ・コンセプトデザイン、キュレーション:SI, 
      ・グラフィックデザイン、サイン計画:株式会社Kitchen Sink.
      ・After写真撮影:DAISUKE SHIMA

CREDIT


  • 企画開発 株式会社ブルー・スカイ・アソシエイツ
  • 運営 株式会社エヴァーブルースカイ
  • 所有 株式会社さくらさくパワーズ
  • 建築インテリアデザイン・監修 Puddle 株式会社
  • 建築設計・監理・施工 株式会社エコラ
  • 家具デザイン・製作 株式会社Wright