壊す家から、迎える家へ。

戸建  /   エリア:香川県  /   掲載日:2026-08-31

戸建  /   エリア:香川県

掲載日:2026-08-31

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renovation image

「使う予定もない。もう壊すしかない。」
ひとつの敷地に残された、二つの建物。築約30年の平屋はオーナーの住まいへ。そして築約70年の古民家には、旅人を迎える「宿」という新しい役割を与えました。
空き家が増え続ける地域で、古い建物を壊し、新しく建てることだけが答えなのだろうか。私たちは、この家が積み重ねてきた時間そのものに価値があると考えました。
木の天井、時を重ねた欄間、畳の和室。新しい材料ではつくることのできない表情を残しながら、寝室やキッチン、水まわりなどを現代の滞在に合わせて再構成。古民家らしい佇まいを地域の風景として受け継ぎながら、新しい人を迎えられる場所へと再生しました。
さらに、駅や商店街に近い立地を生かし、瀬戸内や四国を訪れる旅人が地域をゆっくり巡るための拠点に。民泊としての運営や収益まで計画することで、単に「残す」のではなく、使われ続けることで建物を守る仕組みをつくりました。
空き家が「地域の困りごと」から「人を呼び、地域とつながる場所」へ変わっていく。
家族が暮らす場所と、旅人を迎える場所が、同じ敷地で新しい時間を刻み始めました。
この古民家に与えたのは、新しい姿だけではありません。
「もう一度、生きる理由」です。

BEFORE


before image

敷地には、築約70年の二階建て古民家と、約30年前に増築された平屋がありました。
古民家は老朽化が進み、使う予定もない。「もう壊すしかない」と考えるほど、その役割を失っていました。一方で、長く家族の時間を見守ってきた家をなくすことへの迷いもあり、親族からは「残してほしい」という声も寄せられていました。
空き家が増え続ける地域において、これは一軒の家だけの問題ではありません。住む人を失った建物は、管理や安全面での課題を抱える一方、解体されれば、長い年月をかけてつくられてきた町の記憶や風景も失われていきます。
だから、ただ保存するのでも、ただ壊すのでもない方法を考えました。
この家が持つ記憶と佇まいを受け継ぎながら、人が訪れ、地域とつながり、経済的にも持続できる新しい役割をつくる。
「壊すしかない」と思われた家を、もう一度、生きる家へ。
この再生は、そこから始まりました。

Before

After

    • 部門
    • 無差別級
    • 間取り
    • 住居+民泊
    • 費用
    • 1980万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


CREDIT