







今回のリノベーションは築18年を迎え設備の老朽化が進む中、「家族4人と愛犬2匹が快適に暮らせる空間」と「上質でホテルライクなデザイン」の両立をテーマに計画しました。特に、閉鎖的なキッチン、家具配置が難しいLDK、3LDKを維持しながら収納を確保することが大きな課題でした。LDKでは、南面の窓台が約30㎝出ていたことで部屋を狭め、家具配置に制限がありました。そこで、キッチンの向きを変更し、キッチン背面に隠れパントリーを新設。収納力を確保しながら、タワーマンション特有の眺望を生かした開放的なレイアウトを実現しました。さらに、窓台の撤去で現れた逆梁は床上げすることでフラットな床を実現し、それでも残る高さのある躯体は窓際のベンチとすることで、空間のアクセントへと転換。また、廊下の3か所あった三角形状の収納は使いづらさを感じられていたため、廊下と収納の形状から見直し、収納する物に合わせて適材適所に分配配置しました。デザイン面では、ご主人念願だったアール天井の間接照明を実現するため、梁や天井高さの制約がある中で、曲線の納まりや光の広がり方を細かく検証しました。さらに、奥様お気に入りのリブデザインの造作キッチンに合わせて、玄関にも同意匠を採用。住まい全体に統一感を持たせ、家族らしさと上質さが調和する住まいを実現しました。
BEFORE
施主様は当初設備機器の老朽化を機に新築への住み替えを検討されましたが、現在の100㎡超の広さ、恵まれた立地、タワーマンションならではの眺望といった価値に見合う物件は価格面で困難と判断。そこで、「今ある住まいをより快適に、自分らしい暮らしへ整えたい」との想いから、リノベーションを選択されました。

