







優しい雰囲気をもちつつ整然とした空間をコンセプトに旧事務所での問題点を洗い出し、事務所の中にある「要素」を再構築しました。レイアウトそのものを見直し、従業員とお客様のゾーニングを明確にして動線を整理することをご提案しました。従業員とお客様の動線が交錯し、打合せスペースも入口正面の小さなスペースだった為、騒々しさの解消が一番と考えました。パーテションで仕切るのではなく、座った時に適度に視線が制御されるよう低めの収納棚で優しく仕切ることで開放感を損なわずにスペースを創り出します。受付のカウンターにはコーポレートカラーであるライトグリーンを配色し、企業様の「顔」として印象付けるよう配慮しています。
執務スペースでは壁面に沿って収納棚を設置し、雑多になりがちな書類や資料が綺麗に収納できるよう提案しました。既製の家具では壁面を有効に利用できず、寸法や仕上的にも不揃いになりやすい為、空間を創る要素として造作しています。壁から張り出した柱型は木の表情を与えることで、縦方向への伸びやかさを感じさせるアクセントとし、収納棚を含め、全体的に木の表情を見せることで柔らかで優しい雰囲気に包まれる空間を意図しています。受付から見える正面の壁面には、アクセントとなる壁と大切にされてきた神棚を設え、窓や収納とのバランスを整えることで、空間における中心性、落ち着きと品格を生み出しています。
BEFORE
長らく地元に根差した企業の築40年が経過した会社事務所のリノベーションです。
これから先を見据えた事業戦略の中で、会社としてのブランディングや事業展開、従業員の執務環境の改善や新規採用でのイメージアップを要望されていました。
長年使い続けてきた事務所は都度増設した収納家具や納まりきらない書類などが溢れ、雑然としたイメージで、お客様との打合せも落ち着かない中で行う状況となっていました。
トイレや給湯室なども古い機器を更新し、従業員の執務環境を整えることで、社内の雰囲気をガラリと変え、モチベーションの向上にもつながれば、との期待感を内包するプロジェクトとなりました。

