







選んだのは、窓の向こうに四季の移ろいを感じられる住まい。
ここで目指したのは、人も猫も同じ空間にいながら、それぞれがのびのびと過ごせる環境でした。
その象徴が、大きな弧を描くキャットウォーク。
直線的な空間の中にあえて曲線を取り入れ、部屋から部屋へと猫たちが自由に行き来できる“宙の散歩道”をつくりました。
それは遊び場であると同時に、にぎやかな家族と適度な距離をとれる、猫たちの居場所でもあります。
一方、人が過ごす床にはできるだけ家具を置かない計画に。
ダイニングはキッチンカウンターに集約し、ソファやテーブルを置かず、リビングからフリールームまで大きな余白を残しました。
お子さんは床を駆け回り、猫たちは頭上を駆け巡る。
上下それぞれに動線をつくることで、ひとつの大空間を家族みんなで立体的に共有しています。
どこにいても家族の気配を感じながら、近づいたり、離れたり。
それぞれが心地よい距離を選べることが、この家の豊かさです。
人は床を、猫は宙を。
家族みんなが自由に暮らせる住まいができました。
BEFORE
賃貸住まいの頃から、DIYでキャットウォークをつくるほど、猫たちの住環境を大切にしていたK様ご家族。
ご夫婦とお子さん、2匹の猫との暮らしは楽しくにぎやかな一方、少しずつ手狭さも感じていました。
そんなある日、近所で開催されていたオープンハウスへ何気なく足を運んだことから、「家を持つ」という選択肢が浮かびます。
自然豊かな環境と、自分達らしい住まいを自由につくれること。
その両方を叶えるため、中古を買ってリノベーションする住まいづくりが始まりました。

