







一つの建物に、お施主様自身の住まい、お施主様のご家族の住まい、そして賃貸住宅という3つの役割がある3階建てのマンション。その2階にある2住戸を、ワンフロアすべてスケルトン状態にして再構築しました。
2階の住戸数は変えず、戸境壁を移動することで、それぞれの暮らしに合わせて住戸面積を再配分。さらに、LIXILのスーパーウォールを用いた断熱改修や内窓の設置、玄関ドアの交換など、既存建物の性能向上にも取り組みました。
リノベーションで見た目を新しくするだけではなく、暮らしそのものが快適になるように、現在の住宅に求められる断熱性能まで向上させることを目指した結果、お施主様からは「以前とは比べものにならないほど快適になった」とのお声をいただき、光熱費も前年同月比で約半減。実際の暮らしの中で断熱性能の向上を実感していただくことができました。
そして、この建物は将来、ご家族へ引き継がれる予定です。だからこそ、今の暮らしを快適にするだけでなく、建物そのものの価値を高め、次の世代へつないでいくというお施主様の「想い」を大切にしました。
現在は未改修の住戸についても継続してご相談をいただいており、一つの住戸から始まったリノベーションが、やがて建物全体の価値を高めていく。そんな建物のこれからをつくる「始まり」のリノベーションになりました。
BEFORE
築38年の、お施主様の持ち物件である3階建てのマンション。長年暮らす中で、それぞれの暮らし方と既存の間取り・広さに少しずつズレが生じていました。また、断熱性にも課題があり、夏の暑さや冬の寒さの影響を受けやすい室内環境となっていました。お施主様自身が、「これからも快適に暮らしたい」とうい想いに加え、将来はこの建物をご家族に「気持ちよく引き継いでもらいたい」という想いもお持ちでした。だからこそ、今回のリノベーションでは、目先の内装を綺麗にするだけではなく、性能向上も視野に入れたご提案をさせていただきました。リノベーションのご依頼をいただいたのは、2階ワンフロア、2住戸の同時リノベーション。2つの住戸という構成は残しながら、戸境壁を移動してそれぞれの暮らしに合った広さや間取りへ。建物の既存の価値を活かし、次の世代へつないでいくことを目指したリノベーションが始まりました。

