丘上の景邸

マンション  /   エリア:福岡県  /   掲載日:2026-08-27

マンション  /   エリア:福岡県

掲載日:2026-08-27

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目指したのは、生活感を抑えながら、日々の機能を端正に内包したミニマルモダンな住まい。

高台から福岡市南部を望む眺望を空間の主役と捉え、壁や天井、建具、造作家具までをグレーを基調としたニュートラルなトーンで統一。
面の連続性を意識して視覚的なノイズを削ぎ落とし、自然と視線が窓の外へ抜ける構成とした。

既存建物が持つ特徴的な曲線や梁型も隠すのではなく、新たな意匠として空間に取り込んだ。
キッチンは設備や収納を壁面に集約し、アイランドを端正なボリュームとして配置。
収納も建築を構成する面として捉え、垂直収納扉の内部にワークスペースを納めるなど、必要な機能を確保しながら、その存在を空間から消している。

照明は均一な明るさではなく、光と陰影によって奥行きをつくる計画に。
玄関から廊下、LDKへと進むにつれて光の表情を変え、昼は自然光がグレーの濃淡を描き、夜は照明と窓外の景色が静かに呼応する。

一方で、すべてを無機質に整えるのではなく、木の質感や家具、アートをアクセントに。

機能と意匠の境界をなくし、室内を整え、光を整え、視線の先に景色を残す。
大切な人との日常と高台からの風景が穏やかにつながる、暮らしの背景として静かに佇む住まいへと生まれ変わった。

BEFORE


before image

既存の住まいは4LDK。
部屋数は十分である一方、使い切れていない個室や分散した収納によって、空間を有効に生かしきれていなかった。
そこで、既存の間取りに暮らしを合わせるのではなく、二人の生活そのものを起点に住まいを再編集することにした。

プランの軸となったのは、「家事がしやすく、もっと生活しやすいように」というご主人の奥様への思い。
日々の動きを丁寧に読み取り、独立性の高かったL型キッチンをLDKの中心に据えたアイランドキッチンへ変更。
回遊動線をつくるとともに、使われていなかった個室や分散した収納を整理し、必要な場所へ機能を集約した。

さらに、高台ならではの眺望を住まい全体で享受できるよう、視線の抜けと空間の連続性も重視。
動線、収納、視線を整え、大切な人が心地よく暮らせる住まいへ。
それが、このリノベーションの出発点となった。

Before

After

    • 部門
    • 2000万円以上
    • 間取り
    • 2SLDK
    • 費用
    • 3120万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 2001年3月
    • 構造
    • 鉄筋コンクリート
    • リノベーション面積
    • 98.05
    • 施工期間
    • 4ヶ月
    • 備考

CREDIT


  • 株式会社レトリック