人とモノと、暮らしを重ねる「すみか」

マンション  /   エリア:長野県  /   掲載日:2026-08-24

マンション  /   エリア:長野県

掲載日:2026-08-24

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「すみか」とは、単に人が住むための家ではない。人とモノがそれぞれの居場所を見つけ、時間とともに暮らしが積み重なっていく場所である。本計画では、築35年のマンションを、3人の家族とたくさんのモノが心地よく共存できる「すみか」へとリノベーションした。
施主の暮らしは、一期一会で迎え入れた植物、好きなアーティストのグッズ、旅先で出会った思い出の品など、多くのモノによって形づくられている。しかし、それらは収納の中にしまうものでも、ただ並べて飾るものでもない。人と同じように、モノにもそれぞれの居場所があると考えた。ここでは、2.4mの天井高を活かしながら、空間の中に大小さまざまな「人とモノの居場所」をつくった。日当たりがよく植物を愛でるインナーバルコニー、アーティストのグッズや旅先で購入したポスターを並べる窓上の庇、季節を彩る飾り物や切り花を置くニッチ。そして、コーヒーを片手に子どもが遊ぶ姿や山々を眺める小上がり。またインテリアも50万/坪ほどの限られた予算の中であえて作り込みすぎず、将来の「人とモノの居場所」を受け止める手掛かりとした。例えば小上がりは子供の遊び場から、鴨居にカーテンをつければ客間、建具で仕切ると子供部屋にもなる。完成された家ではなく、これからの暮らしを受け止め、重なっていく「すみか」。人とモノが居場所を見つけるたび、この「すみか」はまた少しずつ豊かになっていく

BEFORE


before image

長野県にある4LDKのマンション。都心とは異なり、発展途上にある地方マンションのリノベーションに新たな可能性を示したいと考え、この物件を選んだ。西側に一室が張り出した変則的な間取りだったが、リビングと和室を隔てる間仕切りを取り払うことで窓を連続させ、大きな開口を確保できる点が購入の決め手となった。築年数による水回りの老朽化の払拭と、これから先も長く暮らせる住まいをつくることが課題となったが、水回りはPSの近くに集約し、LDK・フリースペース・寝室など将来的に変化する可能性の高い空間は作り込みすぎず、暮らしの変化に応じて柔軟に変更できる構成とした。

Before

After

    • 部門
    • 2000万円未満
    • 間取り
    • 2LDK+S
    • 費用
    • 1340万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)
  • 一部照明器具・家具

物件情報


    • 築年月
    • 1990年9月
    • 構造
    • 鉄筋コンクリート造
    • リノベーション面積
    • 85.48
    • 施工期間
    • 2.5カ月
    • 掲載会員企業
    • 株式会社堀江勇暢建築設計
    • 備考

CREDIT


  • 設計:林侑也
  • 設計施工:株式会社堀江勇暢建築設計