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「Re.団地と暮らす」をテーマに。
異国情緒ある美しいアーチ。キッチンをめぐる回遊動線。ゆったり映画を観るためのソファとテレビしかないリビング。
「絶対ここで最初に観るのはコレ!って決めていたスペイン映画があるんです。そこに出てくるスペインの古い家とか好きで、出来上がったこの部屋を見て、似てるかも…って思いました。」と語る施主。
潜在意識に眠る嗅覚を呼び覚まし、リバイバル映画のようにもう一度団地に住むなら?を巡らせました。
リビングのアーチ開口越しに見えるキッチン、まるでフレームに収められた絵のように美しい景色を演出。
既存では2部屋あったところをひとつの空間にしたリビング、入り口は、あえて一番奥に計画。
廊下を長くすることで、扉がほとんど無くシームレスな空間でありながら、しっかりとゾーニングしています。
また、既存ではバスルームと一緒にあった洗面スペースを、回遊動線上に移動。
廊下の玄関側からは生活空間がほとんど見えず、奥まで入ると開放的な空間へと。
BEFORE
築54年のいわゆる団地。間取りもよくある2DK。
窓が並んでる感じとか、エントランスのアーチの入り口とか、建物の外観がレトロな感じ。
構造壁を活かしつつ、予算内でご希望の間取り&内装テイストの実現に挑戦。
リビングの床材には、職人さんがかつて使っていた足場板を再利用。
余った足場板は施主がDIYで棚板に。

