異国の地から叶えた 故郷での理想の住まい

マンション  /   エリア:宮城県  /   掲載日:2025-09-17   R mark

マンション  /   エリア:宮城県

掲載日:2025-09-17  /   R mark

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海外生活で培ったオープンな暮らしを日本でも実現するために選ばれた答えが、今回の「光と風を感じる開放的なワンルーム」です。
洗面やベッドスペースさえ“見せる前提”で設計し、従来のプライバシーの枠組みを刷新。どこにいても家族の気配を感じられる、温かで伸びやかな空間が広がります。
内装はライトヴィンテージの落ち着きとナチュラルな温もりを掛け合わせ、LDKでは躯体表しの天井を活かし、コンクリートに調和するアンティーク調のキッチンカウンターを主役に据えました。玄関から続くウォークスルークローゼットの床には石材風タイルを、ベッドスペースには造形モルタルを採用。さらに真鍮やアイアン、古材、外壁材など、使い込むほどに味わいが増す素材を随所に取り入れ、異国の空気を感じられる住まいに仕上がりました。
設計プロセスの大半は、日本とタイをオンラインでつなぎ進行。距離や時差を超えて何度も丁寧に対話を重ね、理想の住まいを形にしました。このプロセス自体が、帰国者が直面する「海外での暮らしを日本にどう馴染ませ、再現するか」という課題に対する実践的なアプローチに。
本事例は、単なる空間づくりを超え、多様なライフスタイルを受け止めながら、一人ひとりの「これからの暮らし」に寄り添うものでした。帰国者のリアルな課題を出発点に、リノベーションが持つ価値の大きさを改めて示す住まいとなりました。

BEFORE


before image

長い海外生活を終え、日本で新たな暮らしを始める帰国者にとって大きな課題となるのが、「海外で身に染み付いた自由なライフスタイルをどう日本の住まいに馴染ませるか」という点です。今回ご紹介するご夫婦も、約14年間のタイでの暮らしを経て帰国される予定でしたが、日本のマンションはどこか窮屈に感じられました。それでも日本は“帰る場所”であり、これからの“生活の拠点”。海外で培った暮らし方を大切にしつつ、故郷で心地よく暮らせる住まいを実現する方法を模索されました。その答えがリノベーション。帰国後の生活をスムーズにつなぐためのリノベーション事例です。

Before

After

    • 部門
    • 1500万円以上
    • 間取り
    • 1R
    • 費用
    • 2245万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 性能向上リノベ 実施
  • <断熱性能>二重サッシを設置して断熱と遮音に配慮
  • <耐震性能>該当なし
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 2005年1月
    • 構造
    • RC造
    • リノベーション面積
    • 76.23
    • 施工期間
    • 6ヶ月間
    • 備考

CREDIT


  • 設計:株式会社N's Create. 佐々木葵