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末永く、人も住まいもすこやかに暮らせる未来のために。私たちは省エネリノベーションを一歩前に進めます。
「誰がわざわざ買うのか」と言われたペットボトル入りの飲料水も、水道水の水質問題や震災への備蓄といった社会的な課題を背景に大きく普及し、今やすっかり「水を買う時代」となりました。住まいにおいても、花粉症やPM2.5、そしてコロナ渦といった社会や環境の変化を背景に、プランニングや設備など目に見える快適性だけを重視していたフェーズから、より高いQOLが求められる時代へ。「いい空気は買うもの」へと意識が変化しています。「町田ラボ」ではこうした社会の変化にも寄り添い、これまでにない、高性能な全熱交換型換気システムの開発を推進。一方で、そのような省エネリノベーションの普及は取り組む事業者が増えずしては成しえません。施工性の向上も必須ととらえ、限られた設置場所でも導入できるコンパクト設計にもこだわっています。空気環境を向上させる省エネリノベーションが当たり前になる未来のため、日夜研究を進めています。
BEFORE
2020年10月、日本政府は「2050年カーボンニュートラル宣言」を発表し、CO2排出量削減目標値が引き上げられました。一方で、中古住宅は新築に比べ、省エネ化が進んでいません。中古マンションの性能を向上させ、住宅インフラを整えることは買取再販事業者の重要な役割だと考え、私たちは断熱工法の技術開発、性能の見える化など省エネリノベーションに取り組んできました。
現在、日本の築30年以上のマンションストックは263万戸以上。さらなる普及を目指し、中古マンションを一室で、省エネ設備や断熱工法の改良テストを行う通称「町田ラボ」の運用を始めました。「施工性の向上につながる空調設備」や「花粉やウィルス、PM2.5を含む空気を浄化する高性能な全熱交換型換気システムの開発」などをテーマに、テストやデータ収集を実施しています。