3世代5人暮らしの最適解-ワンフロアで叶える漫画家夫妻の家-

マンション  /   エリア:埼玉県  /   掲載日:2025-09-04   R mark

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renovation image

Fさん一家は、漫画家ユニットを組むご夫妻と長男・次男、奥様のお母様の5人暮らし。これまで住んでいたマンションには“3世代5人暮らし”というライフスタイルがうまくはまらず、どこか満たされない思いが続いていた。そんな背景から、今回で4回目となる住み替えを決断した。購入したのは106㎡の物件。大切なのは広さそのものではなく、暮らしをどう間取りに落とし込むか。F邸ではLDKを家の中心に据え、家族の団欒が生まれる場を形にした。象徴的なのが一角に設けたヌック。ゴロゴロしながら本を読む時間は至福で、息子さんたちも気になった本を手に取りパラパラとめくっている。そんな仕草から自然に会話が生まれ、「建築で仕掛けをつくったのが良かったですね」とご主人も語る。一方で、個々のスペースは小さくも思い切り自由に。床材も壁紙も、各々が好きなカラーで個性的に彩った。特に夫妻の仕事場兼寝室は、創作を核に据えた職住融合の空間。ネイビーで塗装され、竣工当初は真っ暗にも見えたが、家具やアートを加えることで一気に整った。生活スペースとはがらりと印象を変え、落ち着いて仕事に没頭できる場所となっている。
「家に合わせる暮らしをやめたことで『我慢して生きなくてもいいんだ』と思えるようになりました」とFさん。リノベーションは住まいを変えるだけでなく、生き方そのものを前向きに変える力を持つ。F邸はそのことを体現する一邸となった。

BEFORE


before image

下は10代から上は80代までの三世代が同じ屋根の下に暮らすためには、全員分の個室に加え、忙しい毎日の中でも家族の会話が自然と生まれる団欒の場が欠かせなかった。
さらに、ご夫妻の職業柄「一日中座って仕事をするので、きちんとした仕事部屋が欲しい」という要望もあった。家族と仕事、それぞれの時間を大切にできる住まいをつくるには、やはりリノベーションしかない。間取りを自由に描けるからこそ、その両立が可能になると考えたのだ。
選んだのは築23年・106㎡のタワーマンション。近代的で華やかな外観とは対照的に、内部にはどこか懐かしい“アナログ”な温かさを宿した空間をイメージし、家づくりを進めていった。

Before

After

    • 部門
    • 1500万円以上
    • 間取り
    • 4LDK+仕事場
    • 費用
    • 3590万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


CREDIT


  • 設計・施工:nuリノベーション(株式会社ニューユニークス)