熊本・駕町通りの一角。築古ビルの3階に眠っていた空きテナントが、
光あふれるガレット食堂「コントマトル」として甦りました。
中心市街地に増える空きテナントの活用や、子育て世代やシニアが安心して過ごせる居場所の不足、
都市が抱える課題に応答する取り組みでもあります。
上階の保育園と呼応するように、ママやグランマ、働く人やファミリーまで、
幅広い世代が気軽に立ち寄り、語らい、憩える場所へ。外部と面する全面ガラスに沿って厨房を設け、}
調理の風景越しに街の気配や自然光を取り込む設計にしました。
ガレットが具材を包み込むように、この空間もまた人と光をやさしく受けとめ、
世代を超えて心地よさを共有する居場所となっています。
BEFORE
築古ビルの3階、長らく空きテナントだった空間。
保育園を運営するオーナーは、この場を地域にひらかれた憩いの場所として生かしたいと考え、食堂づくりを決意した。
「ガレットを囲み、誰もが心地よさを感じられる場をつくりたい」
そんな想いからプロジェクトは始まった。
リノベーションでは、外に面した全面ガラスに厨房を配置し、調理の風景越しに街の気配や自然光を取り込むことで、明るく開放的な空間を実現。木の家具ややわらかな光に包まれた店内は、世代を超えて人々が集い、語らう広場のような場所となった。