億の半分で掴んだ、億ション越えの暮らし

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2025-09-09   R mark

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『都内の新築マンションは一億円超え』。にわかには信じがたい響きだが、今やそれが当たり前となった。そんな時代に、都心での住宅購入に“その半分”の総予算で挑んだのが、20代の新婚夫婦・Mさんである。
新居に選んだのは杉並区にある築47年/約50㎡の中古マンション。「住む街にも誇りを持ちたい」という奥様の思いから、都心でありながら個人商店が点在し、地元に愛される程よく賑わった街に限定して物件を探した。築古でも駅近を譲らなかったのは、今のライフスタイルと将来的なリセールバリューを見据えたアドバイザーからの提案を受け入れた判断だ。
内装には、奥様が長年温めてきたリノベ愛を存分に投影。ベンチ一体型の造作キッチンや、真っ白な直方体の造作収納など、限られた面積に心ときめくアートピースを散りばめ、暮らしを自分らしく彩った。
50㎡は決して広くない。しかしM夫妻にとって住まいとは『一生物の資産』ではなく、『今の自分たちに最適な器』として再定義されている。ライフスタイルの変化に合わせて住み替えるという身軽さを含んだ選択は、むしろ現代的だ。
暮らしの流動性が高まる時代、こうした価値観はさらに広がっていくだろう。本事例は、リノベーションが多様な価値観や暮らし方を支える手段であることを象徴している。こうした選択肢が、自由な暮らしの実現に向けてより根付き、広まっていくことを願ってやまない。

BEFORE


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「結婚してもしなくても、リノベは絶対にしたいと思っていたんです。だから夫には、結婚する前から『絶対リノベしたい』と伝え続けてきました(笑)」。そう楽しそうに振り返る奥様の表情からは、リノベへの揺るぎない思いが伝わってくる。
住宅関連の仕事に携わる奥様は、「いつか家を買うなら絶対リノベ!」と心に決めていたそう。7年ほど前に雑誌でnuリノベーションの施工事例を目にしてから、インスタグラムもこまめにチェックしてその思いを温めてきたという。
今回、住み替えを前提として物件を選んだのも、物件探しを担当したアドバイザーが奥様のそんな思いを受けて提案したという選択肢。適切なアドバイスをしつつも押し付けないというスタンスがM夫妻の歩調と自然に重なり、最善の物件購入とリノベーションの実現へとつながった。

Before

After

    • 部門
    • 1500万円未満
    • 間取り
    • 1LDK+WIC
    • 費用
    • 1440万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


CREDIT


  • 設計・施工 nuリノベーション(株式会社ニューユニークス)