白の静寂に佇む。

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2025-09-06

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2025-09-06

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renovation image

この住まいは、徹底したミニマリズムと洗練されたホワイトが基盤です。LDK全体を白で統一することで、光を最大限に拡散し、無限の広がりと余白の美を追求しました。

空間の中心には、長さ6mのキッチンと4mのダイニングテーブルを一体化させた、特大のL字型造作カウンターを配置。料理の場であると同時に、家族や友人が集うコミュニケーションの拠点となります。カウンター上には、そのサイズに合わせた特注のライン照明を設置し、夜にはハイエンドな店舗のような洗練された雰囲気を演出します。

リビングには、ダウンフロアを設け、空間に奥行きとリズムを与えました。段差の框にはステンレスを使用し、シャープでモダンな無機質感をプラス。この高低差が、家族が自然と集まる居心地の良い安らぎの場を創出します。

窓際には、インナーバルコニー風の趣を持つタイル敷きの空間を演出しました。床下からの柔らかな光が都会の景色と相まって、幻想的な雰囲気を醸し出し、リラックスできるプライベートなひとときを提供します。

また、パントリーとトイレを中央に配置する回遊動線を採用。これにより、家事動線がスムーズになり、日々の生活の利便性が向上します。

これらの要素が融合することで、機能美とデザイン性が両立した、唯一無二の豊かな空間が誕生しました。

BEFORE


before image

この住まいは、都心の喧騒を忘れさせる静寂に佇む、築年数を経たマンションの一室だ。150平米という広大な空間は、一人の暮らしには十分すぎるほどの贅沢。さらに50平米の広々としたバルコニーを、いかに室内の開放的なアウトドアリビングとして一体化させるかが、このプロジェクトの鍵だった。

ただ広ければいい、というわけではない。漠然と間仕切りをするだけでは、空間は間延びし、単調な印象になる。だからこそ、住む人のライフスタイルに合わせた再構成が不可欠だった。一人で過ごす時間、友人を招く時間、趣味に没頭する時間。それぞれのシーンに必要な機能を明確にし、心地よい距離感を保ちながら空間を繋ぐ。そうしたメリハリのある構成が、この広大な空間に生命を吹き込む。

このキャンバスは、ただ広いだけじゃない。緻密な設計によって、機能性と居心地の良さを両立させる可能性を秘めていると感じていた。

Before

After

    • 部門
    • 1500万円以上
    • 間取り
    • 4LDK
    • 費用
    • 2600万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1974年2月
    • 構造
    • RC構造
    • リノベーション面積
    • 157.95
    • 施工期間
    • 3ヶ月
    • 備考

CREDIT


  • 設計施工:株式会社a-tech 代表取締役 板坂 宜昭
  • 設計施工:株式会社a-tech 営業:柴崎 佑騎 設計:平野 恵人 設計:黒田 千潮 施工:吉田 昇吾