築古テナントビルの利活用事例。
広い共用階段、躯体コンクリートの表情など、
古ビルならではの魅力が詰まったテナントビル。
今回、このビルの空きテナント3室を借り上げ、
最小限のリノベーションと物件価値の再定義を行い、新たなテナント物件として再生した。
各テナントは天井や床の解体、水廻りや電気設備などインフラ工事を整え、
そのまま入居OK、更にDIYや改装もOK、現状復帰義務なしと借り主の選択肢を増やした。
また、熊本城が見える広い屋上スペースも解放し、
テナント入居者が自由に利用可能な共用スペースとして新たな価値も加えた。
長年空室だったこのビルは、少しのリノベーションと元々持っていたポテンシャルを
新たな価値と見立て直し、魅力的な「ほどよいオフィス」として生まれ変わった。
築55年の物件だが、同エリアの家賃相場で募集し、
3室中2室がすぐに入居が決まった。(あと1室募集中です!)
まだまだ地方には、ありそうで少ない”ほどよい”テナント物件。
ほどよい立地、ほどよい内装、ほどよい条件。
今後も地元に素敵なショップやオフィスが増えることを願い、
価値を見出されないまま眠っている物件を見つけ出し、再生し、
ほどよいテナント物件を増やしていきたい。
BEFORE
弊社が運営するインテリア複合ビルの裏に
隣接する昭和テイスト漂う古いテナントビルがあった。
築55年、RC造3階建てのこのビルは、
内装や設備も更新されないまま長年テナントの空室が続いていた。(2F=1室、3F=2室)
物件オーナー様へ利活用案を提案し改装からリーシングまで行った。