「安心して眠れる寝室をつくりたい」という施主の願いから、10畳の和室をリノベーション。
寝室・書斎・収納・トイレ・洗面を10畳の中にまとめ、暮らしに寄り添った機能的な空間が生まれた。
性能面では、内窓設置・熱交換型換気扇導入・床暖房敷設・天井埋込型ナノイー発生機導入により、空気と温度を整えることで、室内環境を根本から改善。寒さに悩まされていた和室は、一年を通して快適に眠れる寝室へと生まれ変わった。
内装は、お気に入りのカフェをイメージし、ウォルナットの家具に、ブラウンのフォグタイルを組み合わせた。
既存の収納棚も見直し、配置や使い方に工夫を加えることで、新たな役割を持たせている。
眠れなかった冬の和室が、心から休める“やすらぎの寝室”へと変わった今、施主にとってこの場所は、ただの寝室ではなく、“整う暮らし”の起点となっている。
住み継いできた家を、これからも安心して住み続けるために―
このリノベーションは、小さな10畳に込められた、大きな変化の物語である。
「とてもよく眠れます！」うれしそうに話す施主の笑顔がまぶしい。