ご家族の暮らしのテーマは「!」。家の中には、心を躍らせる「!」な仕掛けがたくさんあります。例えば、隠し扉や一面が黄色で彩られた趣味の部屋、そしてどこから入るのか一瞬戸惑うようなロフトスペースなど、ご家族がそれぞれの空間で過ごしながら、思わず「!」と感じる瞬間が日常に溶け込んでいます。
家中でも特に目を引くのは、床から天井まで黄色に包まれたスペース。この部屋には、ご家族が集めたぬいぐるみやフィギュアが並び、クールな印象のキッチンからその姿がちらりと覗きます。まるでどこかに隠れた秘密基地のようなこの部屋は、実は手前のパントリー空間から棚を動かして入る仕組みになっています。3人で座れる大きなヌックは、お昼寝にも最適で、黄色の温かさに包まれたこの空間は、一人で過ごしても寂しさを感じさせません。
遊佐家の玄関を入ると、まず目に入るのは鳥の形をした入り口です。セキセイインコの「きなこ」と「あずき」にちなんだこのデザインは、打ち合わせ中の奥様の一言から生まれました。遊び心あふれるこの入り口は、グレートーンでまとめられたリビング・ダイニングと絶妙に調和し、家のシンボルともいえる存在感を放っています。
心地よさと刺激が調和するこの空間で、毎日に「!(エクスクラメーション)」を!
BEFORE
築46年、札幌市中央区にあるご主人のご実家をリノベーションしました。ご夫婦とお子様、そして2匹のインコが暮らすこの住まいは、不規則なご主人の生活に合わせたプライベート空間と、お子様のバレエ・演劇・ピアノの練習スペースを確保しています。美術館のような洗練された空間を希望しつつ、ポップでキュートなコレクションが計画の鍵となりました。
「もっと自由に、家づくりがしたい」という創業時からの思いを体現するRENOVESは、画一的な住宅ではなく、住まい手の潜在的な要望を引き出すリノベーションを提案。素敵に住まうことを求めつつ、暮らしに「ワクワク」というエッセンスを加えたいと考えたご家族。一見すると奇抜なデザインが目につきますが、実はいたるところに心地よい居場所があり、家族それぞれが思い思いに過ごすことができます。各所に「!」となる仕掛けがある、ご家族らしさが際立つ唯一無二の住まいが完成しました。