サウナ西の聖地と称される熊本の人気サウナ施設「湯らっくす」の遊休空間の活用事例。
今回のリノベーションでは、施設内の遊休スペースを新たなサービス空間として敷地内に3つのスペースを新設した。
1つめは、元待合スペースを劇場型サウナシアター「This is it」へリノベーション。
照明や音響にこだわり大空間でのアウフグースショーなど世界大会開催も可能なサウナシアターとなった。
2つめは、元マッサージコーナーだったエリアを、女性専用のドミトリー宿泊スペース「Blue Velvet」へ。
デヴィッドリンチ監督のアメリカ映画「ブルーベルベット」をモチーフとした妖艶な宿泊スペースだ。
3つめは、敷地内にあった元コインランドリーの建物を建替えし、泊まれる湯らっくすこと「宿っくす」が誕生した。
湯らっくすファン待望のスマートホテルは8室あり、共用部に謎のボタンも設置してある。押したらどうなるかは現地でお試しあれ。
今や日本全国のサウナーが訪れる湯らっくす。
観光客だけでなく地元住民の日常を劇場に変える西の聖地の進化はまだまだとまらない。
BEFORE
温浴施設としては必要な待合スペース。元レストランだった広すぎるマッサージ室。建物が老朽化したコインランドリー。
遊休空間だった3つのスペースを利活用し、施設をバリューアップさせることが課題だった。