熊本の広告代理店様のオフィス新装プロジェクト。
「熊本の様々な文化発信の場所を作りたい」というオーナーの思いから、新オフィスの計画がスタート。
約1年半の計画・工事期間を経て、2024年4月、オフィス内に誰もが利用できるブックカフェを併設した
新たなオフィス、「本と、音楽と、珈琲と、共栄堂」が誕生した。
共栄堂では、最小限のオペレーションで居心地の良い空間を実現するため、無人カフェ(セルフサービスでの提供・キャッシュレス決済のみ)という珍しい形態を採用した。
店内で最初に目に留まるのは、地場企業、金剛製の壁一面に造作した大きな本棚だ。
オーナーが長年収集してきたレコードや書籍がずらりと並ぶ。家具や備品も公共の場で長年使用されていた椅子を再利用したり、県産材の小国杉を使用したHigo Beatのスピーカーなど、熊本にゆかりのあるものを揃えている。
カフェメニューは、本格的なコーヒーの他、県産の果物を使用したジュースやアイスクリームも取り揃える。
カフェの利用客は、好きな本や雑誌を手にとって、好きな席で自由に過ごすことができる。
街中という好立地を活かし、カフェ営業の他、セミナーやパーティーなど様々なイベントも開催している。
音楽やアートなど熊本のさまざまな文化発信の場所として、この場所が活用され続けることを願っている。
BEFORE
今回の計画地は、アーケード街の終点から北に延びる並木坂通り沿いのテナント。通りには、おしゃれな飲食店やパン屋、本屋、アパレルショップ等が立ち並ぶ。
アートや音楽など様々なカルチャーを発信する場としても、広告代理店のオフィスとしても、最適な立地だと考えた。