家族全員の個室があるシェアハウス的住まい

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2024-09-14

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2024-09-14

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お施主様は本件が2回目のリノベーション。1回目は、二人の子供が小さかったこともあり、個室をつくらずにおおらかな空間で暮らしていました。子供の成長に合わせて暮らし方も変化し、1回目の経験を生かして自由設計リノベーションをしました。
特徴的なのは、3つの個室がずらりと並んでいる構成です。大きな部屋ではなく、ベッド+α程度。廊下には収納や勉強机があり、移動する為だけの空間ではありません。建具をガラスにすることで、明るく圧迫感もなくなりました。
全体の中心にある洗面も象徴的です。この場所を「ハブ」と位置づけ、プライベートとパブリックを行き来する際に必ず通る場所に。水回りとセットになっている窮屈な場所ではなく、広い空間にあることで日々のコミュニケーションの場にもなります。ご来客も多く、お客様にも気持ちよく使っていただけているとのことです。
間取りを考える上で根底にあったのは、「家族それぞれの自分時間」を尊重したシェアハウスのような考え方。LDは共用のリビングであり、ふらっと好きな時に来て、好きな場所に居られるような、寛容な空間です。大きなソファは造作をして、LDはカーテンで仕切ることもできます。キッチンとLDの関係は撤去できない壁があり変化していませんが、意味合いが変わることで心地よいつながりができたように感じます。
みんなで楽しく過ごす、家族のためのリノベーションです。

BEFORE


before image

1988年に建てられたマンションで、撤去できない壁が多い壁式構造の本物件。大きめの3つの個室と、キッチン、LD、水回り(風呂・洗面)で構成されていました。
3つのうち1つの個室は、もう一方の個室を通過しなければ入れない間取りで、寝室や子供部屋としては動線を再計画する必要がありました。
また、部屋の中心に光を届ける内窓がないため、広いルーフバルコニーを備えながらも玄関・廊下は暗く、日中でも電灯が必要なほど。リノベーション前の内装のトーンが暗いことも相まって、全体も暗い印象でした。
撤去できない壁の影響で、LDの大きさは変えられず、キッチンの移設は困難。既存の間取りから何が変更できるのか、数多くの制約がある中で、自由設計によるリノベーションをしました。

Before

After

    • 部門
    • 1500万円以上
    • 間取り
    • 4LDK
    • 費用
    • 3500万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


    • 築年月
    • 1988年5月
    • 構造
    • 鉄筋コンクリート造
    • リノベーション面積
    • 115.54
    • 施工期間
    • 4.5か月
    • 備考

CREDIT


  • 設計  株式会社フーニオデザイン
  • 施工 有限会社山内工務店