「南向きでレインボーブリッジがばっちり見える上、冬場にはその向こうに富士山も!また、ビルや橋などが建設され、少しずつ眺めが変わっていくのも気に入っています。10年くらい前には『恐竜橋』の別名もある東京ゲートブリッジが開通し、好きな眺めのひとつになりました。季節や時間帯によって、空の色味や構造物の見え方が微妙に異なるのも発見でしたね。暮らし始めて20年近く経ちますが、まったく飽きのこない眺望です」
こちらのマンションではこのようなお声が上がっておりました。そのため、眺望に似合う寄り添った内装、また眺望同様に飽きの来ない内装をテーマに考えて作成致しました。
ポイントはSICをただ扉で閉めてしまうより、鏡になる扉を置くことで気分も上がり、扉の奥に置くものに寄っては別の空間を作り出せる楽しさがあります。
また、ユニットバスやキッチンは様々なグレー調を取り入れたことで、馴染み深い雰囲気と高級感が出たのではないでしょうか。
さらに、リビング、洋室の壁一面にはアクセントを入れ、真っ白な空間よりは、少し色味を入れたことで太陽の光が軽減でき、ストレスも溜まりずらく快適に過ごせるかと思います。
BEFORE
東京のベイエリアを一望できる45建ての超高層集合住宅の最上階にあたる場所で、眺望はとても良く室内は天井が高くかなり開放感が溢れておりました。ですが、既存の内装は暗く、透明感にかけておりました。商材の色味はもちろん、重厚感に徹した雰囲気を感じました。
そこから現代のリノベーションの人気な要素を取り入れつつ高級感ある仕様を考えました。
今回は間取りは大きく変えず、照明や使用する商材で違った雰囲気に仕上げました。