住み心地の良いお家にすべく家事動線を考慮し、キッチン⇔脱衣室⇔洗面⇔WIC⇔寝室へと回遊出来る間取りとした。
サニタリースペースは廊下の一角に設け、帰宅時手を洗うとOFFモードになるスイッチスペースとして、
トイレ後にも使いやすいように配慮した。
配管スペースの段差のデメリットをフォーカルポイントとし、間接照明を仕込み、
タイルは照明とともに水面をふるわせて広がる波紋のように浮かび上がる、細部にこだわった造作洗面に仕上げた。
玄関を入れば足元を優しく灯すサニタリースペースはお家の顔になった。
築40年超えのマンションならではのデメリットを活かし温かな空間へと甦った。
BEFORE
立地の良さで購入したが、LDKはバルコニーに面した窓しかなく天井も低く閉塞感のある空間でいまいちな間取りだった。
リビングの広さと明るさを重視し、ライフスタイルに合った間取りにしたいとの思いからご依頼いただいた。
回遊動線、ご夫婦それぞれのワークスペース、収納を増やしたい、洗面と脱衣室を分離し浴室と洗面台の利用がかち合わないようにしたいとご希望。
築年数が古いため、柱がたくさん出ていたりエアコン配管が床下を通っていたりと難易度の高いリノベーションがスタートした。