アメリカ在住でグローバルに活躍される外国籍のオーナーは、東京タワーが大のお気に入り。日本滞在時の拠点として契約した本物件も、東京タワーを一望できる眺望が決め手でした。
来日するたびに通っていた「東京タワーの見えるホテル」のバーラウンジをコンセプトに、内装を一新。LDKの天井には美しい陰影を描くルミナヴェラのシャンデリアを配し、開口部横の壁はガラス張りにすることで景色を反射させ、ソファ・テーブル・窓際のカウンター、どこへ座っていても東京タワーが視界に入る仕掛けにしました。また、趣味のワインを存分に楽しんでいただけるよう、廊下奥の収納スペース内には155本入るワインセラーと棚を造作。東京タワーを愛でつつ、お気に入りのワインを開けゆっくりと過ごせる場を創出しました。
バスルームからも東京タワーが望めますが、もともとのバスタブは窓と並行に設置され入浴中はタワーを見づらいため、窓を見やすい丸型バスタブをフルオーダー。壁面にはミラーをつけ、シャワー中も鏡越しに東京タワーを楽しめるようにしています。
打ち合わせは通訳さんを介したリモートがメインでしたが、ショールームツアーで来日された時に家具や内装の好みを建築士とプランナーがしっかりと把握し、オーダーバス、オーダー洗面化粧台をはじめ、照明やスピーカーに至るまで細かに提案。オーナーの好みにマッチしたラグジュアリーな空間へと作り変えました。