ホテル「和洋折衷」。

マンション  /   エリア:東京都  /   掲載日:2024-09-06   R mark

マンション  /   エリア:東京都

掲載日:2024-09-06  /   R mark

いいね!と思ったら、
ハートをクリック! 300

renovation image

主のR様はアメリカ人、H様は日本人。文化や習慣の違いに由来したそれぞれの「譲れない理想」をかなえつつ、共通の希望である「ホテルライクな住まい」を実現したことが本物件のポイントです。
LDKはホームパーティがお好きなR様のリクエストをもとに、リビングのゲストとコミュニケーションしながら料理ができるアイランドキッチンを採用し、コンロ側にはアメリカの家庭料理作りに欠かせない大型オーブンをビルトイン。さらに、リビングのソファ前には「幼い頃からずっと生活の中にあった」暖炉をバイオエタノール暖炉で実現し、アメリカの空気感をプラスしています。
意見がぶつかったのがバスルーム。日本人としてお風呂にこだわり、お湯張りや追い焚き機能をご希望だったH様。一方で、R様ご希望のデザイン性を重視した置き型バスタブにはそれらの機能を付けられません。そこで、タイルを使った高級感のある大きなお風呂を据えてR様お気に入りのレインシャワーを設け、お二人どちらにとっても心地よい場所になるようプランニングしました。
こだわりながらもコスト調整のため妥協点を決め、ゲストルームはフローリングの張り替え程度に。代わりに、ムラ塗りの特殊塗装壁や暖炉の左官仕上げなど上質で風合いのある内装を提案し、木や石の本物の素材感を重視するR様・H様の好みにマッチした、モダンでホテルライクな住まいへと仕上げました。

BEFORE


デザイン性の高い凹凸のフォルムに、モノトーンの外観。ユニークなプランをそろえた「コーポラティブハウス」の一室が今回の舞台です。
コーポラティブハウスはディロッパーがつくる標準設計のマンションと異なり、変形敷地や高低差など複雑な要素を持つ土地に合わせた個性的な設計が特徴。本物件も、「他にはない」デザインや周辺環境を気にいって購入されたものでした。
コーポラティブハウスならではのユニークな躯体に連動したプランニングをそのまま活かし、上階にリビングダイニング・下階に個室のメゾネットという骨格は変えず、家具レイアウトや動線を中心に整理しました。また、昔のスケール感でつくられたプランは現代人の体型や家電サイズに合わないところが多かったため、現地で洗濯機や乾燥機置場を採寸しながら製品を検索するなど、mm単位を攻めてスペースを確保しています。

Before

After

    • 部門
    • 1500万円以上
    • 間取り
    • 2LDK
    • 費用
    • 3350万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 家全体 / 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)

物件情報


CREDIT


  • 株式会社インテリックス空間設計 リノベーションデザイン部