都心に暮らしながら、緑に囲まれた暮らしを求める人は多いのではないでしょうか。リモートワークで自宅にいる時間が長いお施主様は、強く思っていました。
木材のぬくもりや緑をポイントに。
最初はヴィンテージの家具なども候補としてありましたが、住宅全体の統一感を意識し、オーク調の木材と白で構成する優しいテイストへまとまりました。
既存の壁付けキッチンを生かしつつ、オーク調のリブをアールに巻いた造作カウンターを配置。キッチンとリビングダイニングの一体感が生まれ、住まいの中心に。キッチンと合うようにカウンター天板は人工大理石の白をチョイス。お施主様がこだわった照明と相まって温かみが醸成されました。
LDKから仕事場へは、緩やかに繋がるように壁紙とフローリングを統一。
クリエイティブディレクターである旦那さんの仕事場は、ワークデスクをオリジナルで造作し、収納を確保した広い机から緑を望めるお気に入りのスペースとなりました。
曇りガラスが印象的なリビング建具は、住まいに入った直後から光と緑を感じさせます。
この物件は都会にありながら緑に囲まれるぜいたくな時間を過ごすことができます。既存部と新しいカウンターや床材の質感を合わせることで、心地よい癒しとゆとりのある空間になりました。
BEFORE
お施主様が一目惚れしたのは、広々としたお庭がある都内の物件。
木や緑のぬくもりを感じられる住まいをテーマにプランを提案しました。
フルスケルトンも検討しましたが、前に住んでいた方からこれまでのストーリーを聞き、古い建具やキッチンの傷にまで愛着をもてると感じた奥様。
ここにあった生活を受け継ぎながら、お施主様の暮らしに合わせた住まいを目指しました。