SDGs17の目標では、世界共通で解決すべき課題のうち、環境面について触れられており、地球温暖化による気候変動やプラスチックごみによる海の汚染等が示唆されています。私たちはこのうような環境問題について、聞いたことはあるけれど規模が大きくてなかなか自分事として捉えるのは難しい、と感じていました。そんな中、「Zero Waste」(ゼロ・ウェイスト)をコンセプトとしている「斗々屋 京都本店」という存在を知りました。お店の方にお話を聞くうちに、少しの意識で取り組めることがたくさんあると気付かされました。ゼロ・ウェイストとは、「ごみをゼロにしよう」という意味で、使い捨てのものを避け、できるだけ廃棄物を減らすことを目的としています。本企画では、ゼロ・ウェイストを意識した暮らし方をコーディネートで再現しております。生ごみを発酵・分解することで堆肥に変えるコンポスト、量り売りで無駄なくお買い物をするための瓶、マイクロプラスチックを出さないヘチマスポンジ、洗うと繰り返し使用できるスタッシャ―等を置き、来場者に少しでもゼロ・ウェイストを知っていただくきっかけづくりを行いました。玄関にはエコバッグの定位置としてフックを、キッチン横にはコンポストや量り売り用の瓶の定位置として可動棚を設けました。インテリアも本コンセプトに合うような自然をモチーフにしたものやオーク系でまとめています。
BEFORE
京都市はSDGs先進度ランキングで1位に選ばれたことのある都市です。特に「斗々屋 京都本店」が生活圏内にあることから、本物件での企画実現に至りました。