自分たち仕様に「整えた」家

マンション  /   エリア:兵庫県  /   掲載日:2023-09-19

マンション  /   エリア:兵庫県

掲載日:2023-09-19

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中古マンションを購入してリノベーションを施したこの案件の施主さまは共働きのご夫婦で以前は1LDKの社宅にお住まいでした。もともとは子どもができ、生活が落ち着いたタイミングで住宅を購入しようとされていたご夫婦。しかし会社の後輩から、子どもが生まれる時期と引越しが重なって大変だったという話を聞き、先に引越しをして落ち着いて過ごせるスペースができてから、その先のことを考えたいと思うようになったとのこと。住宅購入にあたっては、新築マンションや戸建も検討されましたが、お互いの職場に行きやすいところで、中古マンションを買って自分たちらしく過ごす道を選択されました。この物件はもともとリフォーム済物件として売り出され、とてもきれいな状態であったため、『今』ご夫婦の生活に必要な最低限の箇所にだけ手を加えました。リビングダイニングに書類や文房具、薬等を収納できるスペースが欲しいというご希望で、収納付きのキッチンカウンターを造作し、カップボードも新しく設置。リビング壁面のTVボードは、「自分たちが使いやすいものを」とご主人がDIYで設置されました。生活スタイルや好み、家族構成が変わることも想定し、その都度家をアップデートすることを前提に、今回のリノベーション内容を決定されたのが印象的でした。家に合わせた生活をするのでなく、生活に合わせた家を「整え」続けることで長く住まう環境を維持できるのだと感じました。

BEFORE


before image

築20年以上が経ったこの物件は、リノベーション済み物件として売り出されておりました。当然ですが、新築同様のきれいな状態であったため、設計・施工の担当者は手を加えることを躊躇するほどの状態でした。施主さまとも打ち合わせを重ね、業者による「既製品」のリノベーションできれいになった状態に「オーダーメイド」のリノベーションを加え、自分たち仕様に「整える」ことにしました。幸いにも洗面所を2Wayでぐるっと回れる動線に設計されていたり、自由に使える個室があったりとご夫婦にとって使い勝手が良い間取りであったため、間取りの変更はしませんでした。一度は洋室にすることも検討された和室も、子どもが生まれたら和室の方が便利と判断され、そのまま残すことにしました。床・壁・天井などの内装も新調されていたため必要最低限の補修に留め、補修の際は物件の販売元の不動産屋に仕上げ材の品番を確認して仕様を合わせました。

Before

After

    • 部門
    • 800万円未満
    • 間取り
    • 4LDK
    • 費用
    • 570万円(税込)
    • 形態
    • 自由設計リノベ
  • 費用に含まれるもの
  • 水まわり / 居室・その他
  • 施主支給設備(費用に含まれないもの)
  • システムキッチン・システムバス・トイレ・洗面化粧台(既存利用)

物件情報


CREDIT


  • 設計担当者:大阪ガスマーケティング㈱ 木藤順子
  • 施工監理担当者:大阪ガスマーケティング㈱ 福井貴浩
  • 協力:グローバルベイス㈱ 宮田和晃