都心の好立地に建つ、ヴィンテージマンション。
10年以上前から、同じマンション内の別の部屋に住んでいたお施主様は
息子さんの成長とともに手狭に感じ、物件を探してみるものの、
今のマンションを超える物件に出会えませんでした。
そんな時に、マンション内でより広い部屋が売り出されたことを知り、
長年暮らしてきたマンションへの想いをムービーにしてオーナーさんに見ていただくことに。
無事、譲っていただけることになりました。
念願で手に入れたお部屋で目指したのは、間取りを活かした開放的なお住まい。
全体の間取りは大きく変えず、独立した洋室の壁を取り払い、大きなワンルームのようなLDKへ。
メインとなるキッチンは既存を活かし、扉のカラーを変更。
設備は交換して、使い勝手とデザイン性をバランス良く一新しました。
主寝室は、綺麗な色合いの輸入クロスとカーペットを採用。
壁面とベンチ収納も既存を活かしシートを貼りました。
またトイレはグリーンをベースに、ヒョウが描かれたクロスを採用。
オレンジに塗装したドアと組み合わせ、大胆な色使いで遊び心を加えました。
こうしてリノベーションの魅力ともいえる古いものを大切にした空間は
お手持ちの家具や植物、アートがセンス良く空間を彩り、
新しさの中にも落ち着いた温もりを感じられる住まいとなりました。
BEFORE
元々住んでいたマンション内で、
より広い3面採光の角部屋に住み替えを行いました。
前回はスケルトン状態からのリノベーションでしたが、
今回は状態の良い既存を活かし、永く愛せる空間を目指しました。